【Manager's certificateとは？マネージャーになる際に必要なライセンス】ニュージーランド
アルコールの扱いに厳しい国、ニュージーランドでレストランのマネージャーとして働く際に必要な二つのライセンスがLCQとManager's certificateと前回の記事でご紹介させていただきました。
（【LCQとは？マネージャーになる際に必要なライセンス】ニュージーランド)
前回に引き続き、今回はLCQ取得後の次なるステップ、Manager's certificate(マネージャーズ・サティフィケイト)のライセンスについて情報を記事にしていきます♪
◆Manager's certificate(マネージャーズ・サティフィケイト)とは？
マネージャーとしてマネージメントする義務が与えられ、レストランの営業中に必ず一人はManager's certificate保持者がいる必要があります。Manager's certificate保持者の名前を、目につく場所に飾らなければなりません。
◆Manager's certificateの試験代は？
今ならお得！！＄316.25(約２万5000円)です！
(お得とか言ってみたけど、一年前と変わらず試験代は一緒です(;^ω^))
※この試験は20歳以上で現場での経験がありLCQ保持者、会社のボスからの推薦状がなければ受けられません。
◆Manager's certificateの申請時に必要なものは？
・記入したアプリケーションフォームと顔写真
・IDのコピー
・LCQのコピー
・会社のボスからの推薦状
※私が試験を受けたのは2017年、一年以上前なのでもしかしたら必要なものに変更があるかもしれません。
オークランドではAuckland Councilに直接持って行ってもいいし、オンラインで試験の申請が出来ます。
申請したらAuckland Councilから試験日の日程の手紙が送られてきます。
これまたすぐに試験が受けれるかと思いきや！！
なんと試験日は一か月後に指定されてました( ;∀;)
試験を受けるまで約一か月ほど待たされるのは普通らしいので、
もしManager's certificateの試験を考えてる方は早めの申請をお勧めします！
◆Manager's certificateの試験は何するの？
問題はこれです！
LCQはちょっとした口頭質問と筆記テストでしたが、
Manager's certificateの試験は完全に面接での試験です！
LCQで学んだ法律を理解しているか、マネージャーとしての適応者か、などを面接で判断されます。
試験を受ける前に、Manager's certificateを取得しているボスや周りの友達(日本人以外)に聞いてみると、
約10人一組のグループに対し、面接官は一人、そして受験者それぞれに質問を投げかけられて、約30分程度のグループ面接。そして簡単だから平気だよ！と言うじゃないですか。
また別に日本人の子に聞くと、
一回目は落ちた、難しすぎた、と言い声は聞けずまたビビり丸出しの私でした、LCQの試験の時の様に(*´Д｀)
ここでまた、実際に私が試験を受けた時の状況を説明しますね！
Auckland Councilから指定された試験場に、
指定された時間の15分くらい前に向かいました。
周りを見ると、LCQの本を真剣に読んでる人々。
すると面接官っぽい男性が、『〇〇時に試験予定の方達は集まってください。』と言うので、
その男性の元に向かうと…
えっ！？たったの四人(*´Д｀)！？
10人一組と聞いてたはずが、
どういう理由で私含めて4人になったのかは分かりませんが、
もはや現実を受け止めるしかありません…。
すると私たち四人を個室に案内してくれて始まりました。
恐怖の面接試験！！！
同じグループだった人は、
ニュージーランドの大手のスーパーで働いてるニュージーランド人の女性、
オークランド内に数店舗あるチェーン店から来たイギリス人の女性、
どこで働いてるか聞き取れないほど訛ってたメキシコ人の男性、
そしてヨーロピアンレストランから来た、わ・た・し♡
シーンと静まり返る個室内…。
面接官が、緊張しないでリラックスしてください！ではさっそく！
と、一発目から私への質問攻撃っ( ;∀;)！！
『What is the Object of the Act？』
(Object of the Actとは何ですか？)
さっそく来たーーーーー！！！！
Object of the Actとは法律のことで、この法律について答えろと！
緊張してた私はとっさに、
『人々の安全を守るために、みんながお酒を飲み過ぎて喧嘩をしないように…』
と答えると面接官に苦笑いされ、
『いやあの、LCQの本の通りに答えてくれる…？』と言われハッとして、
『the sale, supply, and consumption of alcohol should be undertaken safely and responsibly…』
(長いので省略します(;^ω^))
と答え、最初の質問はクリアです！
この質問はみんなに投げかけられていたので、
LCQの本を読んでもはや暗記することをお勧めします！
それからは1人1人に違う質問を聞かれたのですが、
隣に座ってたスーパーで働く女性があまりにも答えられなくて、
もはや『スーパーでアルコール扱ってないから分かんないよー( ;∀;)』と言い出してビックリです！
すると面接官が、また勉強して試験を受けに来て下さい。と彼女を個室から出したのです。。
あぁぁぁ、まさかの戦友が一人脱落。。
そのまま面接を続ける事、約一時間半。
ついに、君たち三人合格！！おめでとう！！と合格サインがおりました！！
30分ほどの面接と聞いていたのにまさかの一時間半の面接。長すぎてノドからっからでしたね(;´Д｀)
ちなみに彼も、今年の2月にManager's certificateの試験を受けたのですが、
彼は8人一組のグループで、約30分ほどの面接だったそうです。
どんな面接官にあたるかはもはや運ですね！
◆Manager's certificateの試験に合格したら？
面接官のプレッシャーに耐え、晴れて合格したら証明書がemailで届きます！
このような証明書が♪
LCQの証明書に比べると、色付きでちょっと立派に感じますね(笑)
そしてなんと今回は！！
苗字の間違いがありませんでしたーーーー！！！(笑)
スペル間違いもなく完璧なる証明書！イエイです！！
ちなみに、Manager's certificateを取得してから一年後は証明書の書き換えが必要になります！
取得後一年が過ぎたら次は三年に一度の書き換えになるので、ちょっとラクになりますね♪
◆Manager's certificate取得のメリット！？
レストランでマネージャーになるだけでなく、
レストランを通してワーク(就労)ビザを申請しようとしてる方の武器となります。
よくワークビザが降りやすいと聞きます。
そして履歴書に強いライセンスです！
職探しの時に、優遇されるのは間違いないですよ！
(レストラン関係に限ります)
さらになんと！
永住権を申請する際に必要な英語の試験、IELTS6.5が免除されるとかなんとか！！
Manager's certificateに合格するにはIELTS6.5以上の英語力が必要だと、
移民局も判断してるとかなんとか！
確かに英語で法律勉強したりと、難易度高かったです(;´Д｀)
日本だとTOEICの方がなじみ深いと思いますが、
IELTS6.5は、TOEICだと820〜870レベルらしいですよ♪
この話の信憑性を確かめるべく、
永住権を申請する際はまた記事にしますね！
さて、いかがでしたでしょうか？
Manager's certificateの試験を受けた率直な感想としては、
面接官からのプレッシャーに打ち勝てば受かります！！
たまに『本当に？本当に答えはそれ…？』と心理作戦で、精神をむしばんでくるので(笑)
そのプレッシャーに負けずに頑張ってくださいね！
それと個人的にLCQの筆記テストの方が難易度は高かった気がします。
スペル苦手だからかな？苦笑
以上、Manager's certificateの情報でした♪
- 2018.04.27 Friday
- NZならではのLCQ?Manager's certificate？
- 18:25
- comments(3)
- -
- by ハル
